基礎技術の向上(調整力)の向上方法について書いていきます。
調整力とは、様々な状況においての身のこなし(反応)のことです。
サッカーのボールコントロールを例に説明していきます。
ボールコントロールといっても、試合中はいろんな方向 角度 速さ 高さ、また止まって 動きながら 相手がいるといったように様々な状況でボールをコントロールしなければいけません。
これらは、頭で考えて行うというより、体の反応によって行われます。
この反応が調整力であり、身のこなしです。
試合で勝つためには、この調整力を向上させて、試合中のどんな場面でも反応できるようにしなければいけません。
その調整力を向上させるトレーニングに、コーディネーショントレーニングとコオーディネーショントレーニングがあります。
これら二つのトレーニングについて書いていきます。
【コーディネーショントレーニング】
コーディネーショントレーニングとは、できる→できる→できるといったようにできることを徐々にレベルを上げて行っていきます。
レベルを上げていくと、必ずできないことがでてきます。
そのできないところが上手く反応できないところとなりますので、そこを反復して練習し、反応できるようにしていくというのがコーディネーショントレーニングです。
できるようになればまたレベルを上げて、徐々に実戦に近づけていきます。
サッカーのコントロール(トラップ)を例に説明していきます。
ゴロのパスをコントロール
↓できた
浮き球のボールをコントロール
↓できた
動きながらボールをコントロール
↓できなかった
この場合、動きながらのコントロールの反応に課題があるということになりますので、動きながらのコントロールを反復して行っていきます。
できるようになれば、後ろからのボール 速いボール 相手がいる状況でといったようにレベルを上げていき、徐々に実戦に近づけていきます。
これがコーディネーショントレーニングです。
【コオーディネーショントレーニング】
コオーディネーショントレーニングとは、実戦ではない、イレギュラーなことを行います。
コントロールで説明すると、例えばテニスボールのような小さいボールでコントロールを行うといったことがあげられます。
テニスボールのような小さいボールをコントロールすることは、実戦ではありえないイレギュラーなことです。
イレギュラーなことを反復して行った後に、サッカーボールに戻してコントロールを行います。
そうすることで、サッカーボールでのコントロールが簡単に感じ、反応が良くなります。
これがコオーディネーショントレーニングです。
上記のコーディネーションとコオーディネーションを上手く使い分けて、試合中の身のこなしを良くしていきます。
これら二つのトレーニングは技術の向上やスランプの改善に有効なトレーニングです。
以上のことが、調整力についての内容です。
ぜひ一度試してみてください。
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