【ダイエットに必要なことは筋肉を鍛えるのではなく、緩めること】
ダイエットを行う上で、速筋という筋肉を鍛えると基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼させやすくなるということが言われています。
確かに基礎代謝の中で一番エネルギーを消費しているのは筋肉であるため、その筋肉量を増やすことで代謝が上がり脂肪は燃焼しやすくなります。
しかし、筋肉量を増やすためにはかなりの高負荷のトレーニングを継続しなければいけません。
あまりの過酷さに途中で断念し、継続できないという方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、筋肉を鍛えるのではなく、緩めるという方法があります。
人の体内では、血液やリンパといった循環器が流れています。
しかし、姿勢の歪みや使いすぎによる疲労などにより、筋肉がかたくなると血液やリンパが圧迫され、循環が悪くなります。
血液は酸素を運搬する役目があります。
そのため、血液の循環が悪くなると全身にうまく酸素が供給されなくなります。
脂肪を燃焼させるためには熱と酸素が必要です。
熱は、ウォーキングなどの運動による体温を上昇させることです。
酸素は血液によって体内を循環するため、筋肉がかたくなり血液を圧迫すると酸素が体全体に循環せず、低酸素状態になります。
低酸素状態になると、いくら運動をして熱を加えても、脂肪は燃焼しずらくなります。
そのため、筋肉の緊張を緩めることで、血液やリンパの圧迫を改善することで、循環が良くなり、酸素が体全体に循環します。
それにより、運動をして熱を加えた際により脂肪が燃焼しやすくなります。
また、リンパはには老廃物を運搬し、排泄する機能があります。
そのため、リンパの流れが悪くなると老廃物がたまりむくみなどの原因になります。
上記のことから、筋肉の緊張を緩めて、血液やリンパなどの循環器の圧迫をとり、循環を良くすることで、悪いものを溜め込まず,酸素供給が上手くできるため、痩せやすい体質になります。
さらに、筋肉を緩めるためには身体調整やリズム運動を行っていくため、筋トレのように苦痛になるような高負荷な運動はしないため、継続しやすいと思います。
実際に、クライアント様にこの方法でレッスンを行った結果、1ヶ月間で−4㎏減量されました。
もちろん、クライアント様がコツコツとウォーキングなども行っていただいた努力の成果ではありますが、キツイ筋トレを行わなくても減量ができるという証明だと思います。
さらに、何名かのクライアント様から、脚がむくまなくなった、脚と腹部が細くなった、便秘が改善されたというお声もいただきました。
上記のことが筋肉を緩めることによる効果です。
では、筋肉を緩める方法について書いていきます。
【筋肉の緊張を緩める方法について】
■身体調整(モビリゼーション)
身体調整とは、ゆるやかな揺らぎを与えて関節を動かし、筋肉の緊張を緩める技術です。
関節と関節の噛み合わせを良くするため、筋肉のねじれや関節の歪みを整える効果もあります。
身体調整は手技になりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
■筋肉の弛緩ー収縮
筋肉の弛緩ー収縮を繰り返し行うことで血液のポンプ作用を活発にし、血液の循環を良くすることで、筋肉の緊張を緩める運動です。
ポンプ作用とは、筋肉をポンプのように弛緩ー収縮を繰り返すことで、血液の流れを良くする作用です。
水が入ったペットボトルを例に説明します。
水が血液、ペットボトルが筋肉になります。
ペットボトルを逆さまにすると水が出てきます、これが血液の流れになります。
水が出ている状態で、ペットボトルを収縮させると水が出る勢いが増します。
このまま収縮させた状態ですと、水の出る勢いはまた一定になりますが、再度ペットボトルを膨らませて、また収縮させると水が出る勢いは増します。
このように、ペットボトルを凹ます、膨らませるということが筋肉の弛緩ー収縮にあたります。
ペットボトルを凹ませて水が出る勢いを増やすというのが、血液のポンプ作用です。
ポイントは、リラックスしてできるだけ力が入らないようにすることです。
これをリズム良く、「ポン、ポン、ポン」というイメージで行います。
何種目か動画でご紹介しますので、参考にしてみてください。
【まとめ】
・脂肪燃焼には、熱と酸素が必要
・酸素は血液が運搬する
・筋肉を緩め、体内の酸素の循環を良くする
・高酸素状態になることで、より脂肪が燃焼しやすくなる
・筋肉を緩めるには、身体調整と筋肉の弛緩ー収縮
以上のことが本日の内容となります。
Ishida styleでは、筋肉を緩めるトレーニングのレッスン生を3名限定で募集しています。
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